【大人になってピアノを再開】ジブリ、クラシックなどおすすめ教本紹介

  • 2019年11月15日
  • 2019年11月15日
  • ピアノ
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昔習ってたピアノをもう一回弾いてみたい、子供がピアノを始めるので電子ピアノを買ったから、自分も久しぶりに弾いてみようかなと思っている、という方。
昔習っていたので初心者ではないとはいえ、長年弾いていないと、指が動くのか、そもそも楽譜読めるかななど、何から始めるべきか迷いませんか?
本記事では、小学校の間、ダラダラとピアノ教室通いを続けていたものの、中学入学と同時に自然に辞め、実家を出てからは36歳になるまで全くピアノと縁なく過ごしてきた私が、娘がピアノを始めると同時に、私も数十年ぶりにピアノを再開し、娘からの羨望のまなざしを受けるまでになった2年間のことを紹介したいと思います。

 
Nokko
私は結婚して、静岡に3年ほどいたことがあるのですが、その時テニスクラブに入っていました。そこのテニスクラブの仲間のうちに、ピアノを習っている(子供じゃなくママが!)方が2人もいたのです。静岡と言えばYAMAHAのお膝元。大人もピアノを習うという文化があったのですね~!二人とも、ボケ防止に良いよ~って言っていました。頭の片隅にこの言葉が残っていて、ピアノ再開の一つのきっかけとなりました。

大人になってピアノ再開、2年間の軌跡

1、まず、大好きな曲が入っている本を買う。(私の場合はスタジオジブリのピアノソロの楽譜を買いました)

小学校の時に習っていた時は、ピアノ教室で使っている教本の曲を弾き、その本に載っているものから選んで進んでいきました。その当時の私の場合、自分からこの曲を弾きたい!なんていう意欲はなく、自分の好きな曲の楽譜を買って弾くというような機会もありませんでした。
ですので、大人になって初めて、楽譜というものを自分の意志で選んで買うことになったわけです。調べてみると、クラシックから流行りの曲まで、レベルも初級や中級などと分かれていろいろありました!
そこで、ジブリ大好きの私は、ジブリ作品のほぼすべてを網羅したピアノ・ソロ スタジオジブリ100という本を見つけ、飛びつきました。私の場合はジブリ作品の音楽が好きなのでこれにしましたが、弾いてみたい!と思ったものなら何でもよいと思います。

2、弾きたい曲は♯や♭が多くて難しそうだったので、簡単そうな曲から練習

私にとって、ジブリピアノ集が良かったのが、まず全部の曲を知っているということ、そして、いろいろな曲が入っているので、レベルが簡単なものから難しいものまで混じっているものだったことだと思います。
ここで、難しいものばかりの本を買っていたら心折れてたかもしれません。 魔女の宅急便の「やさしさに包まれたなら」や、風立ちぬの「ひこうき雲」、天空の城のラピュタの「君をのせて」、ナウシカの曲もいいねえ~、弾いてみたい!なんて思ったのですが、どれもことごとく♯や♭が多くて、「無理だ~、パス~!」って感じでした。
でも、魔女の宅急便の「海の見える街」や「旅立ち」、紅の豚の「時には昔の話を」など、簡単めなのもあって、まずそこから弾いていきました。

 
Nokko
数十年ぶりにピアノと向き合ってみると、ト音記号のドレミファソラシドと、ヘ音記号のドレミファソくらいは覚えていました。でも、その前後になってくると、ドから数えて思い出す、という作業が必要でした。♯や♭が入ると、いちいち確認しながらじゃないと動けず、楽譜を見ながらすぐ弾くということはできませんでした。
音符を読むのに脳も追いついていない感じで、当然指も付いてこず。指がもつれる感じで、脳、手、指とがバラバラだな~って感じでした。

3、娘用に買っていた、ドラえもんが教えてくれるピアノ本で楽譜の読み方を思い出す。

楽譜を読むのに役に立ったのがこのドラえもんの本。しかも、昔習っていたのかもしれませんが、全く覚えていなかったことがたくさん載っていて、私の教科書となりました。

4、1年半くらいで、ジブリの最初に弾きたかった曲がなんとか弾けるようになる。

週末に自分の時間を作り、一時間くらい練習する感じで1年半ほどたったころには、最初に♯や♭が多くてパスしたような曲(魔女の宅急便の「やさしさに包まれたなら」や、風立ちぬの「ひこうき雲」、天空の城のラピュタの「君をのせて」など)が、ゆっくりのスピードでなら弾けるようになりました。うまく弾けなかったり、楽譜が読めなかったりすると、あーーー!!イライラする~!となりますが、時間を掛ければなんとか読めるな、という感じになってきました。私にとって、本当に素晴らしい本で、どの曲も弾いてみたくなります。100曲も入って3000円プラス税って、どれだけコスパ良いの!って感じです。

5、昔ピアノを習っていた時のお気に入りだった曲が入った楽譜を買う(私の場合は「主よ、人の望みの喜びよ」)

英語ではJecu,Joy of Man’s Desiring

ここで、自分が昔弾いたことがあって、覚えていたお気に入りの「主よ、人の望みの喜びよ」が入っているクラシックの本を買いました。すると、けっこう覚えていて、懐かしさと、数十年経っていても弾けた喜びで心躍りました♪クラシック、やっぱりいいなあ、弾いてみたい!と思いましたが、私にはこの本は少し難しめの本だったので、他の曲には手をつけず。もう少し、弾きやすい、有名な曲がたくさん入ったクラシックの本を探してみよ~となりました。

6、有名な曲が入ったクラシックの本を買う

そこで、出会ったのがこの本。もう、ピアノソロで弾きたいクラシックのオンパレードで、難しすぎず簡単すぎず、今の私にドンピシャでした。
ピアノを趣味として弾くのに一番重要なのは、自分に合ったレベルの本を見つけられるか、だと思います。
このオトナピアノはシリーズで出ていて、私はジブリの曲でちょっと感覚を取り戻していたのでこの「弾ける大人のためのオトナピアノ」にしましたが、入門やもっと簡単なシリーズもあります。

7、作品の歴史や背景も知ると知識欲も満たされる

たまたま古本で見つけたこの本。文庫本なのも気軽でよいし、すごく読みやすくて、作曲家が身近に感じるストーリー満載でした。自分が弾いている曲の作曲者を探して、その曲の背景を知るのって面白いです。小さいころにピアノを習っていた時は、作曲家のことを知ろうともしなかったなと。娘にも豆知識として教えてあげたいなと思います。

まとめ

最初はピアノを弾くこと自体が久しぶりすぎると、自分のレベルもわからず、自分にあったピアノ本を見分けるのが難しいと思います。私の場合は、最初は弾いてみたい曲が入ったものを買い、それを目標に練習したのが良かったと思います。そのあと、2冊買ってみたことで、自分に合ったレベルの本を見つけることもできました。
オトナピアノのシリーズは、入門や簡単なシリーズもあるので、久しぶりの人は簡単なものを買ってみて、簡単すぎたようならレベルを上げたものを買うでもよいと思います。

 
Nokko
親になってみると、あんなにやる気なくピアノに通っていた私に、よくずっとお金出してくれたなぁと思います。大人になってもこうやって趣味として弾けるし、娘にも一目置かれているし、小さいころピアノ習わせてくれてありがとう~と思うこのごろです。