子供にピアノをやらせたいとは思っていても、何歳くらいから始めるべきか悩みますよね~。日本だとヤマハやカワイなどが有名ですし、幼稚園にオルガン教室があるとこもありますよね。
私の場合、一番上の子供が4歳の時にアメリカに海外赴任となったので、日本では何もやらずにアメリカに来ました。
アメリカでのピアノの先生探しとレッスン料金
アメリカでは、バンド(オーケストラ)に参加できるように、バイオリンやチェロなどの楽器を習っている子供がけっこういます。ピアノを習っている人はそれよりも少ないと思います。
私はミシガン州という田舎のエリアに住んでいたので、ピアノの先生を探している、と友達に聞いてまわって、個人で自宅で教えている、優しいと噂の日本人の先生(旦那さんがアメリカ人)に習うことになりました。
楽譜自体は全世界一緒なのですが、アメリカでは、あまりドレミは使われていなくて、ドレミファソラシドがCDEFGABCとなるので、(せめてドレミがABCなら分かりやすいのですが、なんでCDEになるの~??って感じでした)日本に帰る予定の人は、日本人の先生か、もしくはドレミで教えてくれる先生を探したほうが良いと思います。
また、個人の先生なので、先生によっても優しめの先生や厳しめの先生など個性があり、値段も私が聞いた限りでは30分23ドルくらいから、高い人だと30分40ドルの先生もいました。日本よりちょっと高めでしょうか。
私のお友達は、5人のピアノの先生に連絡したけど、全員から空いている時間がないと言われ、空きが出たら連絡をもらえる予定、なんて言っていました。ピアノの先生がそんなにいるわけではないので、どの先生も人気みたいです。
娘は年長さん(5歳3か月)からピアノ教室通い始めました。
私の周りでは、早い子は年中さんから始めていました。ですが、うちの子の場合、一番上は女の子ですが、落ち着いているタイプではなかったので、もう少し様子を見ようと思っていました。アメリカでCASIOの電子ピアノを購入し、まずは私が何年かぶりにピアノを弾いたりなんかして、子供に興味を持たせようとしました。すると、まんまと、ピアノやってみたいな~なんていうではありませんか。
そこで、子供が、個人でやっている日本人のピアノの先生の教室に体験に行き、ちょうど希望の時間が空いていたのでそのままそこへ通うことになりました。海外駐在の方の子供も多く通っているので、割と生徒の出入りも多いそうです。
初期のころのピアノ教室の様子と教材
最初はもちろん片手から。レッスン時間の30分なんて全然集中できなくて、椅子の上で寝そべったり、本当にひどいものでした。先生はこの年の子供の相手も慣れている様子で、飽きてくるとピアノのCDに合わせて、スカーフを上から落として掴むとか、リズムをたたく練習などを入れていました。
レッスン風景を見ながら、最初のうちは、あ~、うちの子にはまだちょっと早かったかなあ~なんて思っていましたが、子供が楽しそうにしているし日本の歌もやってくれるので、音楽の授業代わりにちょうどいいのかな~と思って連れていっていました。
最初に使っていたのは4冊です。
- よいこのピアノ1 それが終わると そのあとよいこのピアノ2へ
- ピアノひけるよ!ジュニア1 、 それが終わると そのあと2へ
- よいこのワーク・ブック 1 、それが終わるとそのあと2へ
- PIANO Adventures Primer level(アメリカでポピュラーなピアノの教本らしい)
- ソルフェージュ(レッスン時に先生宅のものを借りて使っていました、)
よい子のピアノは、音符を読むことの基礎から学ぶという感じの教本です。
ピアノひけるよジュニアでは、チューリップやげんこつやまのたぬきさんなど、ほぼすべて知っている曲なので、子供も弾きやすいようでした。 私の小さいときには、練習曲に知っている曲なんてほとんどなかったイメージですが、これは知っている曲が練習曲になっている点がとても良いと思います。
これは、音符を読んだり書いたりするための宿題用のワークブックです。
PIANO Adventures Primer level は、このシリーズはアメリカでピアノを教えるのによく使われているとのことで、ドレミファソではなくCDEFGで書いてあります。
先生が、せっかくアメリカにいるのだから、アメリカで使われている本も一冊やりましょうとのことで使っていました。しかし、使ってみるとあまりにも日本で使われている教材と違って驚きました。この本では、最初から黒い鍵盤を使ったりします。曲もあまり知らない曲ばかりですが、聞いていて面白い曲ばかりです。
そして、最大の特徴は、別売りでオーケストラが入ったCDがあって、そのCDと一緒にピアノを弾くと、オーケストラの一員のように楽しめるのです。とても楽しい教材だと思いました。うちの娘はこの本が好きでいつも一番に練習しています。子供が楽しくピアノをするのに向いている教材だと思います。
最初のころの自宅での練習の様子
ピアノを習うというのは、親が大変~~!と、始めてみてしみじみ感じました。自宅での練習が必須だからです。先生には、ちゃんと毎日2回は弾きましょうね~と言われていました。さすがに毎日は無理でしたが、週に5回くらいはちゃんと弾かせていたと思います。
はじめたてのころはまだまだ簡単で、子供も余裕があるのですが、すぐに壁にぶち当たりはじめます。思ったように指が動かないのがくやしくて逆ギレされたり、うまくいかず泣き出したり。でも、ちゃんと練習すると、次の週にはちゃんと出来るようになるのですよね。初期のころはまだ練習の度に横で一緒に練習を見ていなくてはならず、他の兄弟が邪魔してきたりもするし大変でした。
少しずつ日々の積み重ねによる成長が見られるのも、ピアノの醍醐味ではありますが、このころはピアノを練習するたびに娘とケンカになっていましたね~。
ピアノを始めて2年後(7歳)ここまで来ました
一時帰国などで2か月ほどピアノのレッスンを休んでいたこともありましたが、ちょうど2年後には、↓のような教材をやっています。
- メトードローズ・ピアノ教則本 幼児用上巻(3分の2くらいまで)
- ピアノひけるよ!ジュニア3(半分ちょっとくらい)
- ピアノの森1(バイエル初級程度)(半分ちょっとくらい)
- PIANO Adventures LEVEL1(半分くらい)
- よいこのワークブック3(最初の方)
- ソルフェージュ(先生宅のものを借りて使っていました、)
私が小さい頃はバイエルを使っていましたが、バイエルはドイツでよく使われている教本らしく、このメトードローズは、フランスでよく使われている教本だそうです。バイエルは右手がメロディーで左手が伴奏、というイメージですが、メトードローズは左手も右手も同じくらいメロディーラインになっているという印象を受けました。
ピアノを始めて2年経ったころの自宅での練習の様子
何より変わったのが、自宅での練習です。最初に、その次の週の課題曲を一通り一緒に見てあげれば、残りは自分だけで練習しています。(まあ、自分の好きな曲しか練習していなかったりして、結局レッスン直前も毎回慌てることになりますが)
初期のころは毎回隣に座って教えながらやらないとできなかったけど、自分だけでも練習できるようになったことで、私は本当に楽になりました。
ピアノは進歩が見えやすいので、見ていても楽しいですね~。