【話せない!聞き取れない!からのアメリカ暮らし駐在妻の英語勉強法】を紹介します

英語圏に住みさえすれば、少しは勝手に英語力は付くのだろう~、なんて思ってアメリカに来た方って多いと思います。駐在妻は最初のころは家にいる時間がほとんどで、現地人と触れ合う機会なんてほんと少ないと感じるのではないでしょうか。旦那さんは毎日外国人と触れ合ってめきめきと英語力を磨いているのに。そしていざスーパーのレジの人と話す機会が訪れても一言も発せず微笑んで終わるという。
私が感じたのは、まずは単語。何を話そうにも、単語力が低くて話せない。今まで日本で勉強してきた単語がいかに少なかったかを思い知らされました。そして、ネイティブの英語は本当に早くて、全然聞き取れない。自分のヒアリング能力の未熟さに泣きそうになりました。
日本で少しは勉強してきたはずなのにネイティブの前では全然うまく話せないことに、赴任当初、自分の英語力の低さに打ちひしがれました。

長い間、英語が聞き取れない聞き取れない~!と焦っていましたが、しかし、アメリカ生活ちょうど1年半を過ぎたころ、あれ?聞こえる!!と思ったのです。そして、ちょうどアメリカ生活2年目に受けたTOEICで825点、アメリカ生活ちょうど3年目に受けたTOEICで875点を取りました。そうしていくうちに、徐々に英語の勉強が楽しくなってきました。

本記事では、そんな私の、3年半のアメリカ滞在中の英語の勉強法を紹介したいと思います。

 
Nokko
34歳で英語学習を再開し、1年9か月後にアメリカに海外赴任するまでの英語学習法はこちらに記事にしました↓よろしければこちらもご参照ください。
海外赴任するまでの英語

小さい子を子育て中、基本的に家にいて、子供としか話をしない時間が長いが、何か新しいこともしてみたい、英語をもう少し勉強してみたいけど、お金をかけたくない・どこか英会話教室に通うまでにはならない、という方、 本記事では、2人目出産直後[…]

【TOEIC875点を取ったアメリカ・ミシガン暮らし駐在妻の英語勉強法】を紹介します

1、DMM英会話レッスン(オンライン)

これは、海外赴任前の日本にいたときから引き続き、アメリカに来てからも受講していました。アメリカからでも受講できるのです!しかも、領収書も発行してくれるので、会社からの補助金申請にも使えました。
せっかくアメリカに住んでいるんだから、ネイティブと話せよ~!と思いますが、学生の方や、仕事をしている人ならそんな機会も多いのでしょうが、専業主婦にとって、ネイティブの方と話す機会がほんとにないのです。英語力が低いうちは 特に!
英語を話す」練習にとても効果的と思います。

私が海外赴任中に受けたDMM英会話レッスン回数(1回25分)
2016年2017年2018年2019年
1月3215(一時帰国)24
2月262718
3月252122
4月302522
5月262810
6月20272(visa更新)
7月30237
8月29144
9月16(アメリカ赴任)2421(TOEIC825点取得)6(TOEIC875点取得)
10月303127帰国の内示
11月322621
12月252619
合計2016年、
103レッスン
2575分
2017年、
325レッスン
8125分
2018年、
268レッスン
6700分
2019年、
115レッスン
2875分

この3年半の海外赴任中に811レッスン、20275分(337時間)、DMM英会話レッスンを受けました。

 
Nokko
自分でもこんなにやったのかと数えてみてびっくりしました!
体験だけでもやってみたらよいとは思います。↓

2、iknow!(英語アプリ)

これは、海外赴任前の日本にいたときから引き続き、アメリカに来てからも使っていました。TOEIC用の単語帳も持っていますが、なかなか覚えられません。
記憶の定着するように設計されていて、テクノロジーの力はすごいと実感しました。単語力、熟語力をつけるには一番いいと思います。このアプリ、DMM英会話レッスンを受けている人は無料で受けられるんです。本当は有料なのに。絶対使ってみたほうがいいと思います!

私のiknow!アプリ学習時間
2016年2017年2018年2019年
708分1745分875分852分

この3年半で、合計4180分(約70時間)このアプリで勉強しました。

3、ESL(もしくは英語のカンバセーショングループ)に通う

アメリカ赴任当初、2人目の子が1歳半で、さらにアメリカ赴任1年後に3人目の子を出産したので、私のアメリカ滞在中はずっと小さい子供連れとなりました。
ですがありがたいことに、探せばけっこうあるもので、赤ちゃん連れOKなところや、ナーサリー付きのESLを探しては週に2~3回ほど行ってきました。
ESLで先生をやっている方は、ノンネイティブの英語に慣れているので自信を持たせてくれます。ずっと赤ちゃんと一緒にいる身としては、外に出て、大人と話せるだけでもうれしかったです。

私が通っていたESL、カンバセーショングループ情報

・私が住んでいたミシガン州アナーバーのカンバセーショングループの主催団体→International neighbors 
・同じく、アナーバーの無料ESL→washtenaw literacy

4、チューター

チューターとは、英語の個別レッスンのような感じです。チューターの方が家まで来てくれたり、もしくは最寄りの図書館などで会って、マンツーマンで英語を教えてくれるレッスンです。
お金は掛かりますが、日本でマンツーマンを受けるよりはずっと安いと思います。チューターは教えるプロなので、私が話す英語で文法などが間違っているとすぐ訂正してくれます。
自分の英語のどこがまちがっているかがわからなくなっているとき、自分のよく間違えるところを指摘してもらえてとても勉強になりました。普段英語を話していると、ネイティブの人は、私の話が分からなかった場合、ほとんど受け流されますが、先生の場合、今のところ分からなかったからもう一回説明してみてと言ってくれるもの助かりました。また、30代の女性というのもポイントが高くて、普通の会話も楽しめたのもよかったです。

私がお世話になったチューターさん(ミシガン・アナーバー)

A’s個別ESLレッスンL.L.C.
A’s Custom ESL Tutoring L.L.C.

5、ライティングクラブ(英作文添削)

チューターさんとの会話の中で、自分の英語の文法のミスに自分で気が付いていないまま話している、ということを強く認識しました。そこで、自分の作った英作文を添削してもらうというネットのサービスを利用することにしました。いわゆるジャーナリングの添削のようなもので、1年半ほど、週に一回くらい提出して添削してもらいました。これも、添削後を見ると赤だらけで、自分の英語がいかに正しくないのかがよくわかり、またこういうときはこういう表現するのね~、ととても勉強になりました。5ドルからなのでお手軽だし、これもまた領収書を発行してもらえるので、会社に提出出来ました。中級以上かな、という方にはおすすめな方法です。

私が使っていた英作文添削サービス

・作った英作文の単語の数で料金が決まるサービス(5ドルから)
language-cafe

6、英語手帳を使う

アメリカに来てから気が付いたのですが、一週間が日曜日から始まっているカレンダーがほとんどなのです。週末土日続けての予定を書きたいところが、土曜日と日曜日が離れているというカレンダーが、慣れていないせいもあり、使い勝手が悪いなあと感じていました。そして日本の休日も当然載っていないので、2年目からは日本から手帳を取り寄せることにしました。
その時に見つけたのがこの英語手帳です。毎日一言ずつ英語が載っていて、コラムも面白いので、私的にはリピ決定の手帳となりました。

7、You tubeで英語系の番組を見る

私がアメリカに来た2016年当初は全然知らなかったのですが、アメリカに来て1年後くらいに第3子を出産してから、しばらく、毎日のように見ていました。
Hapa英会話、バイリンガールちかさん、スピードラーニング・スピークアップレディオなど。ものすごくためになりました。

8、Pod castで英語系の番組を聞く

子どもが昼寝をあまりしなくなってきて、You tubeをゆっくり見る時間が無くなってきたときに、家事をしながら聞けるということでハマったのがPot cast でした。これは、音声だけのYou tubeのようなもので、apple製品には元から入っているアプリなのですが、Androidでもダウンロードできます。
GoGoエイブ会話、台本なし英会話レッスン、スピードラーニングポットキャストなど

9、映画を見る

アメリカは、映画館で映画を見るのも日本より安いです。
郊外のEmagin というシネプレックスでは、いつも5~6ドルで見れました。しかもファーストクラスのようなリクライニング付きの席です。なので日本よりも頻繁に映画を見に行きました。
また、図書館でDVDを借りたりもしました。図書館もとても使えます!

10、TOEICの勉強

帰国後に履歴書に書きたい!という動機からはじめたTOEICの勉強ですが、文法、単語、長文読解など、自分が苦手な分野がわかり、結果的にTOEICの勉強によって総合的に英語が上がったと思います。

11、学校のボランティア

海外生活2年くらい経った時から、積極的に子供の学校のボランティアをするようになりました。ただ、同時に、ボランティアとはいえ働くとなると、英語力が足りてなくて対応できないことにも直面し、凹むことも多々ありました。私がしていたのは、
週に一回の図書館のボランティア(コンピューターで貸し出し、返却を入力したり、返却後の本を棚に戻したり、本を借りに来た子供の希望の本を探したりなど
プリスクールや現地小学校でのイベントのボランティア(日本の文化の紹介や、折り紙を教えたり、イベントのお手伝いなど)

12、英語のディスカッショングループに参加

これはTOEICで825点を取れたので、次のステップへと思い参加した、ネイティブも交じっての英語でのディスカッショングループです。月に2回でしたが、毎回脳が本当に疲れました。ただでさえネイティブの早い英語で、さらにディスカッションなのでいつ話が振られるか気が抜けず。とはいえ、日本人にはなかなか会話を割って入るのが難しいので、ほとんど発言できず聞くのみでした。ですが英語だけでなく、アメリカ人のディスカッションで熱くなる感じを目の当たりにし面白かったです。

 
Nokko
3年半の間、最初はインプットから、少しずつレベルを上げていき、ボランティアやディスカッションなど、すこし自分には難しいなと思うところにも挑戦していました。英語の勉強は、いつも使っている脳とは違う部分を使っている感じで、私はとても刺激的でした。
英語をやればやるほど自分のできなさを痛感し、ネイティブとの差は永遠に埋まらないと気が付きました。
でも、世の中の英語利用者のほとんどはネイティブではないので、これでいいと思うことにしています!