【アメリカ生活トラブル】水漏れ事故!かかった費用と保険に必要な書類など

日本で起きたことがなかったことが次々起こるのが海外生活の常ですが、アメリカ滞在中に数々あったトラブルの中で、私が加害者になってしまった事件が、水漏れ事故です。私は2階に住んでいたのですが、私の不注意により水が溢れてしまい、1階の家まで漏れてしまいました。しかも本帰国の直前に!
その事件発覚から1週間後には日本に帰ってきて、かかった修理代を保険会社に請求し、無事に保険がおりたことで自分の中でやっと事件解決!となりましたので、ここにレポしたいと思います。アメリカで不幸にも水漏れ事故に巻き込まれてしまいこの記事にたどり着いた方に、私のケースの場合は水漏れがどう起こり、どう発覚し、解決したかを書いておきますので何かの参考になればと思います。

 
Nokko
アメリカ生活の最後、日本に本帰国を控え、あと残り2日で家の鍵を大家さんに返しホテルに移ろうとしていた時に発覚した悲劇の水漏れ事故。あまりにも自分が情けなくて、それはそれは落ち込んだのでした。

どんな水漏れ事件を起こしたか

我が家のランドリーの隣には、小さなシンクが付いていました。いよいよ帰国まで2週間を切っていたのでお世話になった方々にお花を配ろうと、中サイズの花束を7つほど買ってきました。とりあえずの花瓶代わりに、そのランドリーの隣の小さなシンクの栓を閉めてそこに水を張って、花束7つを入れておこうと思い水を入れ始めたのです。そしてそのまま、水を止めるのを忘れて、なんとお昼寝してしまったのです!たぶん15分くらいだと思うのですが、ふと水の音で目が覚めて、気が付いたときには、シンクから水が溢れだし、ランドリーまわりとそこからはみ出た廊下部分の絨毯がびしょぬれに。ただ、このときは絨毯部分にどのくらい水がしみ込んだのか分からず、必死にバスタオルで拭いて、事なきを得たかのように思っていました。

1週間後に、水漏れしていたことが発覚!

水漏れ事件を起こしてしまった当日と次の日くらいまでは、下の住人から何か言われるのでは??とドキドキしていました。でも連絡がないまま2日ほど経つと、すっかり大丈夫だったんだ~!と安心し、帰国直前の忙しさもあり、その事件のことをすっかり忘れていました。
そして、ちょうど1週間後に、大家さんから「水漏れしているから、すぐ帰宅して確認して!とりあえず、すべての水道の栓を止めて!」との連絡が。一階に住んでいた人が、大家さん経由で連絡したようでした。そこで急いで家に帰り、一階の方に見せてもらいにいったところ、ちょうど我が家のランドリーの真下部分にあたる、一階の部分の天井2部屋に巨大な水のしみが出来ており、電気もつかなくなってしまっていました。ちょうど下の階の方が出張で居なくて、帰ってきてそのガールフレンドが気が付いたとのこと。
大家さんは、自分たちが起こした事件なら自分たちで直して、ということで、引っ越しの前々日、忙しいなか、急遽修理業者を探すことになりました。 

すぐ来てくれる電気・水道関係ができる修理業者(ハンディマン)を見つけた方法

日ごろから懇意にしているhandy man(ハンディマン)が居たり、大家さんからの紹介があったらその方にすぐ連絡すればいいのでしょう。しかし、うちの大家は本当にアテにならないし、過去に利用したハンディマンで思い当たる人もいなかったので、まずは明日すぐ来てくれるハンディマン探しから。しかもその日はすでに金曜日の夜9時、次の日は土曜日でした。
私の取った探し方は、Google mapでhandy man hear meのように入れて、出てきた業者の中から、夜9時でもやっていて、土曜日も営業していて、クチコミ評価の高いところ。そして、上から順に電話を掛けました。留守電に2件ほど入れると、そのうち1件からすぐ連絡が!明日の朝一で見に行ってあげるから落ち着いてくださいとの返事。そしてまた1階の方に断りをいれて、明日の朝9時に業者と一緒に私も来ますと伝えました。(この1階の住人は、普段は一人暮らしで土曜日も仕事があって朝からいないとのことでしたが、たまたま来ていたガールフレンドが在宅しているので対応してくれました。)

 
Nokko
今から考えても、このハンディマンは素晴らしいお人柄でした。すぐ連絡をくれる、フットワークが軽い、英語でゆっくり話してくれるなど。取り乱していた私にもすごく優しかったです。最初から知っていたら、全部この人にお願いしたのに!

水漏れの修理手順と掛かった費用

水漏れの状況

水漏れの状況は、2部屋にまたがって、天井に水が漏れた跡(しみ)と、水に濡れたため電気が1つつかなくなっていました。

修理手順

1、水漏れしていないかの確認。
2階の私たちの部屋に上がり、現時点で水が漏れていないかを確認。排水管などを見てもらいました。私が起こした水漏れ事件以外で、排水管からの水漏れがないかの確認です。もし排水管から漏れていたらそれを直してもらわないといけないのですが、排水管からは漏れていませんでした。(やはり、私の起こした水漏れ事件が原因でした!)

2、電気の修理と、天井に水が溜まってないかの確認。
その後一階へ行き、まずは電気を修理して、そのあと天井裏に水が溜まっていないかの確認のため、天井に穴を開けました。(1階の住人から、天井裏に水が溜まってカビが生えていないかをチェックしてほしいと頼まれたため)
そこで水は完全に乾いていて、カビが生えていないことも確認。

3、開けた穴をふさぐ。1週間くらい乾かす。

4、天井の水跡部分にペンキを塗るためのプライマーを塗布する。プライマーを塗って乾いてから最後にペンキを塗る。

 
Nokko
私が修理内容を見れたのは2までで、残りの3と4は私が日本に帰ってからとなりました。ハンディマンは仕事をしてからしかお金を受け取れないというので、1階の住人にお金を渡して、作業後に直接ハンディマンに渡してもらうということにしました。

掛かった費用

この一連の修理作業全部でクレジットカードなら560ドル、現金なら520ドルといわれました。私がアメリカにいた間に終わった修理は1と2の部分だけだったので、残り半分の修理代を一階の人に渡し(手がきの領収書をもらいました)、作業後にハンディマンに支払ってもらうようにしました。
保険金の請求のために領収書が欲しいと言ったら、領収書だけはまとめた金額を入れて出してくれました。
repairの明細にはこのように書かれていました。Fix light fixture、Patch drywall celling 、paint drywall celling plus parts total $520

 
Nokko
この時には領収書のことしか頭にありませんでしたが、保険をもらうのに、賠償責任保険の場合は示談書(もしくは念書)、状況が分かる写真が必要になります。示談書のフォーマットは保険会社からもらえるので、相手にサインをもらえるタイミングがあるならもらっておいた方がスムーズです!

帰国後、保険内容を確認し、保険を請求の手続き

海外赴任するとなったときに、海外勤務者用の出張者総合保険に入っていたので、(保険会社は三井住友海上火災保険株式会社でした)保険金の請求をする手配をしました。代理店に内容を伝えると、賠償責任保険に必要な書類をパスワード付きでメールで送ってくれました。領収書はもらっていたので良かったのですが、賠償責任保険を使う際には、本来は示談書というものが必要のようでした。もし、被害者が近くにいて書いてもらえるようならば示談書に一筆もらったらよいのですが、私の場合、すでに帰国してしまっていたので、示談書の代わりに念書を書いて提出しました。(念書は、被害者がいなくても自分で記入できます。)保険金請求書、念書、領収書と被害状況が分かる写真をセットにして、スキャンしてメールに添付し送信。その後、保険金が出ることが確定し、口座に振り込まれました。

 
Nokko
コピー機がないから紙で送ってほしい、郵送したいと言ったのですが、今はもうペーパーレス化しているので、メールに添付してください、の一点張りで少し腹が立ちました。結局、海外からの荷物を待って、届いたらコピー機を取り出して、そこからスキャンして添付しました。
 
Nokko
アメリカ生活、最後の最後にとんでもないトラブルを起こしてしまった!とものすごくへこみましたが、修理して、保険金ももらえたことで自分の中で決着が付きました。緊張感のなか、一瞬気が抜けて起こしてしまった事故。この後も、このような事故を起こさないように気を付けなくては!と思ったのでした。