【放置しても薄くならず大きくなった子供の黒あざ・色素性母斑】レーザー治療できる？

我が家の次男、アメリカで産まれたのですが、産まれつき足に1センチほどのほくろのようなあざがありました。出産後アメリカでの担当の先生は、「あら、ここにバースマークがあるわね～！」くらいの感じでしたし、あまり気にしていませんでした。2歳半で日本に帰ってきてからも、3歳児検診で先生に診せていましたが、特に何も言われず。そして先日、3歳8か月検診の際に、先生に再度相談したら、大きくなっているのなら一度皮膚科に見せに行った方が良いと言われました。
うちの子の場合、おおきなほくろ（黒あざ）は生まれつきあったので、成長とともに皮膚が伸びて、色が薄くなるのではないかと期待していました。しかし放置しても薄くならないばかりか、どんどん大きくなって来たのですぐ取れるなら取りたいな～と思っていました。
そこで、小児あざ専門の本も出しているようなその世界では有名な医師が愛知にいると言うので、その先生に予約を取って、診断してもらってきました。こちらがその先生の書いた本↓うちの子のあざもレーザー治療できるのかしらと診てもらってきました。

もしお子さんでそのようなほくろがある方には参考になるかもしれませんので、本記事ではうちの子の症状と、診断結果を書いておきます。

大きなほくろ（黒あざ）うちの子の場合の症状と診断結果と治療方法

【大きなほくろ（黒あざ）うちの子の場合の症状】

・産まれつき大きなほくろのようなもの（あざ）が足にある。
・4歳近くになり、足も大きくなったが、成長とともにほくろ（あざ）は薄くならなかった。
・足が大きくなるとともに、ほくろ（あざ）も大きくなっていく。

【そして、大きなほくろ（黒あざ）の診断してもらいました】

・うちの子の場合、色素性母斑とよばれる、放置しても薄くならない黒あざだった。（簡単に言うと、ほくろの細胞のあつまり）
・ほくろのような小さなものから、巨大なものまで大きさはさまざまらしい。
・母斑細胞が表皮と真皮の境い目、もしくは真皮の中に存在して、メラニン色素を作り出すために褐色ないし黒色に見える。
・時には毛が映えたりして凸凹するときもある。
・大きい黒あざは悪性化すると言われている。（4.5～10％）レーザーをしてもしなくても可能性がある。
・レーザーで完全に消える場合は50％、5年後の再発は0~55パーセント以上！
・ただ、すぐに悪性化するわけでもないので、急いで手術する必要もない。

【黒あざの治療方法はレーザーか手術！ですが、レーザーはハードル高め】

・うちの子の場合の大きさだと、レーザーだと20回以上！それでも消すことは至難。レーザーの傷跡が残ることも多いのが黒あざ。以後、再発や発毛などの観点から長期的な観察・治療が必要。
・レーザーをする場合は、レーザー前に麻酔シールを貼り、レーザーを当てる。レーザー後は軽いやけど状態となり、乾くまで10日程度、毎日外用剤を塗布する。1か月後に施術部のチェックと、可能なら再度レーザーを当てる。これを、20回程繰り返すが傷跡・しこりが残ることもある。残った場合は、結局メスで切り取る手術をしなくてはならない。

・手術の場合だと、10歳までは全身麻酔。10歳以降は局部麻酔でOK.日帰りで手術可能。傷跡が短く済むので、うちの子のサイズだと、2回で全部摘出がオススメ。傷跡はのこる。ケロイドの盛り上がりが残る可能性がある。傷の赤み、白みが3年程度継続する可能性がある。抜糸は7~10日後。お風呂は翌日から。通園、通学は次の日からOKだが、遊具は4週間ほど避けたほうが良い。体操・プールなども2~4週間避けたほうがよい。