海外赴任から帰国後、何とか仕事に復帰して今この記事を書いています。
7歳・5歳・2歳の子供がいる私。帰国後、仕事復帰まで1か月半ありましたので、何とかなるだろうと挑んだ保活と学童探しでしたが、絶望の連続でしたのでここに綴っておきたいと思います。
本記事では、まずは私の下の2人の息子の保育園探しの話を書きたいと思います。もし、帰国後に小さい子を連れての仕事復帰を考えている方には役立つかもしれません。
私の海外赴任からの帰国時期と子供の年齢
帰国時期:2020年の1月上旬に帰国
仕事復帰の日:2020年3月
子供の年齢
- 小学校1年生(3学期からの転入)の7歳の娘
- 年中さん(3学期からの転入)の5歳の息子
- 2歳9か月(年度では1歳児クラス)の息子
【帰国後の保活】保育園が見つかるまで
帰国してすぐ、まずは市役所で認可保育園の空きを確認するところから始まりました。
幼稚園・保育園無償化で働く女性が増え、認可保育園が全く空きがない!1歳児クラス、2歳児クラス、5歳児クラスも!
市役所の子供課に行き愕然としました。2019年10月からの幼稚園・保育園無償化の影響で働くお母さんが増えて、1歳児クラス、来年度の2歳児クラスは保育園が全く空いていないというのです。私の家のすぐ近くに、市でも大きめの保育園があり、年中クラスなら入れるだろうと思っていたら、5歳児(年中)クラスもまた空きがなし!家から比較的近めの他の保育園も聞いてみましたがそこも空きがなく、同じ市内の中で家から遠い保育園なら探せば入れるかもしれない、という返事。
平日、ワンオペ状態の私には、下の子と上の子の保育園が別で、さらに家から離れているというのはとても無理だと思いました。
来年度、4月スタートの認可保育園の募集も10月くらいに終わっている
一番下の息子は、来年度4月から2歳児クラス。来年度の4月からの募集も10月ごろにすでに終わっていて、2歳児クラスは来年度も全く空きはなし。すでにキャンセル待ちのような状態で、空き次第、待機リストの上の順の人から入れるということで、4月以降も入れる保証は全くありませんとのことでした。
市役所の方から、認可外保育園の一覧リストをもらい、自分で電話して探してみてと言われる
認可外保育園の空き状況を市役所の方は把握していないようでした。認可外保育園の一覧リストをもらい、自分で探してみてくださいとのこと。そのリストには同じ市だけではなく近隣の市の施設も載っていました。2019年10月からの幼稚園・保育園無償化に伴い、3歳児クラス以降の児童には認可外施設での利用料も月額37,000円まで支給されるということでした。そこでリストに載っている認可外施設を地図で調べ、場所的に行けそうなら電話して空きがあるかを聞いてみることになりました。家から遠い時点で、下2人を別々で送るのは私の体力的にしんどいので、2人同時に入れる認可外保育園を見つけよう!と思いました。
認可外保育園も全然空いていないという現実にぶち当たる!特に企業主導型の認可外保育園は無理!
認可外保育園も数が海外赴任前より数が倍くらいに増えていたので、どこか入れるのだろうと思っていました。
ですが、増えた認可外保育施設のほとんどが、企業主導型保育施設と呼ばれる、設置主体の従業員のお子さまが通う認可外保育施設。
グーグルマップで、家から近い順から電話してみるものの、従業員のお子さまですでにいっぱいで、従業員以外のお子様は受け入れていないとの返事でした。
最終的に入れたのは認可外保育園のインターナショナルスクール
最終的に2人を受け入れてくれたのは、認可外保育園のインターナショナルプリスクールでした。「2人、空きがありますよ」と言われたときはもう本当にほっとしました。ちなみに家から通えそうな認可外保育園のインターナショナルスクールは市内と隣の市に2つあり、2つとも2人一緒に入れると言われました。両方見学に行き、なんとなく雰囲気が気に入ったほうを選びました。そこは年中さんの年の5歳の息子は編入するのに一応テストのようなものがあって、英語力がある程度ないと入れてもらえないということでしたが、ここは一応帰国子女。アメリカでプリスクールに通っていたこともあり、問題なく入れることになりました。2歳の下の子は英語力関係なく入れました。
ただ、空きがあるにはもちろん理由があります。インターナショナルプリスクールは値段が高いこと、親の転勤や海外赴任に伴う生徒さんの出入りが多いこともあると思います。見学した2つとも月額は値段はそこまで変わりませんでした。ただ、私が決めたところは、学費はセミスター(学期ごと)に払う、しかも2人分なので入学金も入れるとすごい金額になりました。高いことは分かってはいたけど実際、金額を目にするとひるみました。ただ、認可外保育園に認定されているインターナショナルスクールの場合、金銭的に使える補助がいくつかありました。自治体や収入状況、家族構成で変わってきますが、私が申請しようと思っている補助を紹介しておきます。
- 2019年10月からの幼稚園・保育園等の利用料の無償化に伴い、認可外保育園でも申請すれば、3歳児クラス以上は月37,000円まで無償化。
- 生後満6か月から2歳児クラスの子も、第3子以降は市から認可外保育施設通所助成金が返ってくる。
- インターナショナルスクールに兄弟割引がある。(授業料が安い方の子供から月1万円の割引)
あとは、小さい2人とはいえ、一応帰国子女として日本に戻ってきたには、英語をどうしようかと考えていましたが、とりあえず英会話教室に通う必要がなくなったのはメリットと言えばメリットです。
保育園を探すと同時に、一時保育施設とファミリーサポートにも登録
保育園が見つからなかった場合どうしたらよいかを市役所の方などに相談していると、民間の一時保育施設も利用してみたらどうですかと提案がありました。小さい子どもが3人いるとなると、いつ何が起きてもおかしくありません。なるべく不測の事態に備えようと、使える施設はすべて登録しておこうと思いました。
民間の一時保育施設(1時間いくらで預かってくれる施設)は近所に2つほど見つかりました。試しに小学生の上の子の授業参観の日に、下の2人を2時間預けて利用してみました。それ以外にも、市のファミリーサポートにも登録し、まずは一度利用してみようと、援助会員さんと面談しました。
まとめ
2歳児以下を預かってくれる施設を探すには、まず認可保育園の空き状況を市役所で確認し、認可保育園の空きがなかった場合は、認可外保育園を探す、それでもなかった場合は、時間で預かってくれる一時保育施設を探す、もしくはファミリーサポートで援助会員さんを探す、という方法がありました。
私の場合、結果的に認可外保育園で子供の行く先がなんとか見つかったので良かったのですが、特に2歳児以下がいる場合は保活を考えてから仕事復帰を考えたほうがスムーズだったなと思いました。(まあ、それを会社が待ってくれるかは別問題ですが)会社が待ってくれるとしたら、一番いいのは、 来年度4月からの保育園の申し込みの時期(大体10月くらい)の前に帰ってきて、来年度から仕事復帰する、かもしれません。ですが、仕事に復帰するには会社側のタイミングがあるでしょうし、なかなかそんな上手くいかないと思います。
3歳児以上なら、保育園のほかに幼稚園にして延長保育を利用するという手段もあるので、もう少し見つけやすいと思います。いずれにしても、4年前よりずっと苦労した保活でした。