【海外アメリカから本帰国の引越で家具破損!保険を使って修理するまで】

アメリカからの本帰国し、待ちに待った船便で届いた荷物。その中で、アメリカ赴任中に買った一番のお気に入りのダイニングテーブルの表面に凹みを発見!紛れもなく引越中についた凹みでした。引っ越しの荷解きの途中で発見したので、荷物を運んでくれている引っ越し業者の人に伝えると、写真を撮り、本社から後日、事故証明書を出して郵送してくれるとのこと。それを使えば、海外引越の際に入った保険が使えるとのことでした。ただ、引っ越し業者の人は事故証明書を出すだけで、その後の手続きはこちらがしなくてはいけません。ただ、なんの保険でもそうかもしれませんが、保険金をもらうというのはけっこう手間がかかることでした。本記事では、私がどうやって保険金を請求し、その後家具を直したかを書きたいと思います。海外から帰ってきて荷物を解いたら、大事な家具に傷が付いちゃってた~!という方には、参考になるかと思います。

 
Nokko
引越の荷解きの際に、一応傷が付いていないかをチェックして、もし明らかに引っ越しで付いたものだ!と言う場合の傷が見つかった場合は、引っ越し業者の人に写真を撮ってもらい、事故証明書の発行を依頼するのが一番、手間が少なくて良いと思います!

海外引越家財貨物保険とは!?

出発地の住居から搬出して、新任地の住居に搬入するまでの全輸送区間につき、免責事由に該当する場合を除き、オールリスク(破損・盗難・汚損・水漏れなど一切の輸送中の偶然な事故を対象)をカバーする損害保険 とのこと。ただし、保険の対象外のものもたくさんあります。詳細は申込のときの申込書を参照してみてください。

保険の申し込み手続きは?

必ず、本人による引っ越し前の事前の申し込み手続きが必要です!

 
Nokko
つまり、引っ越ししてからでは入れないということです。本帰国の準備で忙しい中、海外引越家財貨物保険の申し込みをしておいて良かったです!ここで生きてきました。

海外引越家財貨物保険の請求の手続きは?

事故が発生した場合、自分で保険金の請求を実施しなくてはいけません。私がやった手続きの手順は以下になります。

1.まず保険の取り扱い代理店に電話する

私の場合、まず保険の取り扱い代理店に電話しました。(最初、申込書には、代理店、引受保険会社、販売受託会社と記載があり、保険を請求するのは一体どこなの??となりました。)

2.必要な書類の詳細をメールで送ってくれたので、書類を準備する

用意しないといけない書類は5つでした。一番大変だったのは4つ目の修理見積書です。ひとつづつ説明していきます。

■1.現認書または事故発生報告書
→これは、引越業者さんに引越の際に直接、凹みが新しく付いている!と伝えたので、引っ越し業者さんが写真を撮り、申請したようです。引っ越し業者の本社の方が、後日郵送で送ってくれました。

■2.BILL OF LADING(船荷証券) または WAY BILL
→これも、引っ越し業者さんが渡してくれた、と思います。手元にありました。

■3.損害物写真
→これも、引っ越しの時に業者さんが撮り、業者の本社の人が 写真をプリントアウトしたものを 送ってくれました。

■4.修理見積書または修理不能証明書
→これが一番大変でした。まずは、修理業者に連絡し、見積もりを取ります。保険代理店から言われた点は以下のこと。

基本的に修理可能なものは修理をお願いし、パーツ交換可能なものは交換をお願いし、それぞれその費用を保険金としてお支払いいたします。
・但し、その物品の時価を保険会社にて算出し、その時価よりも修理費が上回った場合には、修理費ではなく、時価相当額のお支払いとなります。年10%の償却として計算し、最終残価は20%となります。
・但し、食器類については、購入年次に関わらず、使用品は残価50%として計算致します。
・修理見積書は、メーカーまたは購入店もしくは取扱店にてお取り付けください。製造中止、交換部品の製造中止、修理可能な状態ではない等、修理が不可能の場合、その旨記入した【修理不能証明書】をご提出いただきます。こちらは特に書式はございませんが、A4程度の白紙に店名・扱者名・扱者印を取り付けて下さい。

 
Nokko
つまり、新しい家具の場合は修理代が全額もらえるけど、古い家具の場合は、修理代の全部は出してもらえないということです。それでも、時価相当額はもらえます。
 

■5.【海外引越家財貨物保険金請求書兼支払指図書】
→これは、指示されたサイトからコピーして記入しました。

3.書類を揃えて代理店に送付する

保険代理店の人には、「資料ご提出後、必要資料にヌケやモレがあり、時間経過のため揃えられないものがあった場合、お支払いが適わないことがございますので、ご注意願います。 」とメールが来ていたので、上記書類5つをしっかり揃えて提出しました。送付先も、保険代理店の人に指示されたところに送りました。

4.保険金が振り込まれました

私の場合、家具が3年ほど前にアメリカで買ったものだったため、修理費用が時価総額よりも安かったため、修理費用が全額支払われました。

5.家具を修理しました

自分でやった凹みなら、自分で家具修復キットで直してみようとトライするところですが、今回はせっかく保険金をもらったので、家具の修理屋さんに頼みました。家具の修理屋さんに頼んだのは初めてだったのですが、とても勉強になりました。当たり前かもしれませんが知識が豊富で、信頼できる方で、他の家具まで修理の依頼をしてしまいました。この話はまたしたいと思いますが、とりあえず凹みはこの通り!きれいに修理してもらえました!

 
Nokko
今までイケアやニトリといった安い家具で済ませていたので、痛んだら捨ててと、新しいものを買い替えてきました。ただ今回アメリカではじめて、いい家具というものを買いました。それが引っ越しでへこんでしまったので、私の心もそれ見るたびに凹みました。
引越で傷がつかないのが一番とは思いますが、きれいに直してもらえて大満足です。